世界の青の洞窟
カプリ島 (イタリア)
世界で最も有名な青の洞窟が、イタリアのカプリ島にある洞窟です。南部の大都市ナポリから船で1時間ほどでアクセスできます。一般的に「青の洞窟」といえば、多くの人がこの場所を思い浮かべると思いますが、その知名度の高さは、神秘的な美しさゆえです。
その日のコンディションによって洞窟の中に入れない日というのも存在するので、注意が必要。ただ、運良く入ることができたなら、洞窟内の水面全体が青く輝く幻想的な景色が見られるので、一度は行ってみたい場所ですね。
アマルフィ (イタリア)
もう一つイタリアからご紹介。アマルフィ海岸沿いに存在する「エメラルドの洞窟」と呼ばれる洞窟です。カプリ島の洞窟と同じようなターコイズブルーに水面が染まる瞬間もあれば、太陽の差し込み方によってエメラルドグリーンに変化することもあるのが魅力です。
規模ではカプリ島に劣るものの、中を見ることができる確率はアマルフィの方が高いとも言われています。船で中を遊覧する以外にも、陸地からエレベーターを使って洞窟内にアクセスする方法もあります。
ザキントス島 (ギリシャ)
続いては、イタリアと同じく地中海に面する国、ギリシャの青の洞窟を紹介。
あるジブリ映画の舞台になったと言われているザキントス島にも青の洞窟が存在します。突き出した海岸に大小いくつもの洞窟が存在し、そこをボートで見てまわります。
ザキントス島は、日本だとまだまだ知名度の低い観光地ですが、コバルトブルーの水面の美しさと大自然の迫力を楽しめるナヴァイオビーチという見所があるので、とてもおすすめです。
ケファロニア島 (ギリシャ)
もう一つ、ギリシャにある洞窟を紹介。ギリシャの西部、ケファロニア島にあるメリッサーニ洞窟です。メッサリーニ洞窟は全長がおよそ100m、その3分の1ほどを地底湖が占めています。湖の水はとても透明度が高く、湖底の様子が船の上から簡単に見られるほど。
そんな綺麗な湖の一番の見所が、ぽっかりと穴があいて太陽の光が差し込むポイント。日光が当たる部分だけがエメラルドグリーンに輝く様子は、まるで宝石箱のようだと形容されるほど。また洞窟内では大規模な鍾乳洞を楽しむこともできます。
ビシェボ島 (クロアチア)
イタリアのお隣、クロアチアにも青の洞窟は存在します。アドリア海に浮かぶのどかな風景が魅力の島、ビシェボ島の洞窟です。
ここの洞窟の魅力は、なんといっても中を見られる可能性が高いこと。ベストシーズンである6月から8月の晴天率はとても高く、海も穏やかだと言われています。
アクセスには現地でツアーを申し込むのがオススメ。青の洞窟だけでなく、リゾート地として名高いフヴァル島やヴィス島など、アドリア海に浮かぶ自然豊かな島々を見て回ることができます。