危険☠
アニサキス

サバ、アジ、イカ、イワシ、サンマ、サケ、ホッケなどに寄生するアニサキスの幼虫による食中毒。
アニサキスの幼虫は魚の内臓に多く寄生します。
マサバに関しては、内臓以外の部位に寄生するケースが他の魚に比べ多い。
市場に出回る魚にもアニサキスが寄生しているケースもあり、十分気をつけてください。
特に魚の内臓は生では食べないでください。できれば購入後すぐに内臓を取り除いてください。
2〜8時間後激しい腹痛・悪心・嘔吐(胃アニサキス症)、10時間以降の激しい腹痛・腹膜炎症状(腸アニサキス症)があるが、主は胃アニサキス症である。
症状がでたら、速やかに医療機関を受診してください。
アニサキス幼虫は、加熱(60℃で数秒、70℃以上で瞬時)および−20℃24時間冷凍で死滅する。
ウミケムシ

体の側部に体毛を持ち、警戒すると毛を立てる。
この体毛が毒針となっており、素手で触れると刺されることがある。
刺されると痛痒くなり、毒針を抜いても毒は残る。腫れと痛みが1日ほど続き、痒みは数週間とれないこともある。
本州中部以南、比較的暖かい海を好み、京都府の宮津湾辺りにも多い。山形県で発見された例もある。
投げ釣りで、釣れることもある。
貝毒

貝の毒化の原因は渦鞭毛藻など海水中の有毒プランクトンを捕食した貝が毒を蓄えるためです。
毒素は加熱により無毒化しません。
アサリ、アカザラガイ、カキ、ホタテガイ、ムラサキイガイなどで、発生するケースが多いです。
毒性をもつプランクトンは4月ごろから5月ごろの期間に発生することが多く、
都道府県の水産担当部局では、
冬の終わりから海水中のプランクトンや貝の検査を行い、毒の量を検査し安全を確かめています。
基準値は可食部1グラムあたりの毒力が麻痺性貝毒4MU、下痢性貝毒0.05MU以上になった場合で、出荷停止措置が執られます。