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27 2019/4

シーサー

シーサーは沖縄に古くから伝わる伝説の獣神で、その名前は「獅子」を沖縄の方言で発音したものです。石垣島などがある八重山地方ではシィーシィー、またはシーシーと呼ばれています。

エジプトのスフィンクスや日本の狛犬などと同様、古代オリエントのライオンが源流と言われ、13〜15世紀頃に中国から琉球王国に伝来したとされています。

当初は王族・貴族や身分の高い人たちのシンボル・守護神として祀られていましたが、今日では悪霊や災いを追い払ってくれる守り神・魔除けとして、あるいは幸運を招いて福を連れてくる縁起物として、多くの民家の門や玄関、屋根の上などに置かれています。

○シーサーは、用途によって大きく3つの種類に分けられます。

シーサーの種類①「宮獅子」

首里城にあるシーサーのように、琉球時代に栄えた首里王府に関係するシーサーです。

魔除け・守り神としてではなく、王府の権威の象徴として作られたと言われています。

シーサーの種類②「村落獅子」

悪霊の侵入や災害から村や集落を守るため、村の入口や、村を見下ろす高台に置かれたシーサーのことです。「富盛のシーサー」はその代表です。

シーサーの種類③「家獅子」

最もよく見かける一般的な家庭用のシーサーです。設置される場所によって屋根獅子、屋敷獅子(屋内用)、門獅子の3つに分けられます。

○シーサーには、「口を開けているもの」と「口を閉じているもの」の2種類があります。

一般的には、福を招き入れるために口を開いているのが「オス」、災難を家に入れないために口を閉じているのが「メス」と言われています。

ただしメスが口を閉じているのは、オスが招き入れた福を逃さないためという説もあるほか、口の開け閉めによるオスとメスの区別自体にも諸説あるようです。

なお2種類をペアで設置する場合は、正面から見て右側に口を開いているもの、左側には口を閉じているものを、一定の距離を開けて置くのが一般的です。

屋根の上に乗せる場合は、口を開いているものを1体置くのが基本です。

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