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23 2016/7

沖縄闘牛

牛と人とが決闘するのではなく、牛と牛とが対決する沖縄の闘牛。その始まりは明治時代後期といわれています。農村部の娯楽として生まれた闘牛は、大正時代に入っても人々の間で親しまれてきました。しかし、闘牛に没頭しすぎて部落が退廃するなど弊害も多かったといいます。戦時中はいったん途絶え、1947年頃から復活しだし、入場を有料化することによって大衆娯楽に発展。その後、芝居や映画と肩を並べるまでに成長していきます。1961年に闘牛組合連合会が結成され、ブームはさらに拡大し、圧倒的な強さを誇るスター牛の登場もあり、この頃には一大会で1万人の観客を集めるようになりました。1965年頃までが沖縄闘牛の絶頂期で、1970年代に入ると徐々にブームは終息していきます。しかし、ここ数年、沖縄ブームをきっかけに第3次ともいわれる闘牛ブームが起こり、有望な観光資源として注目されています。

現在、沖縄県内には13の闘牛場があり、闘牛愛好家たちがそれぞれ組合を結成し、日曜日や祝日に大会を開催しています。闘牛場は、本島北部に3か所、中部に7か所、南部に1か所、そして石垣島、与那国島に1つずつあります。なかでも、沖縄市営闘牛場は収容1万人と大規模。かつては闘牛界の横綱決定戦「全島闘牛大会」の開催地でした。

闘牛用の牛は日本各地から集められ、その総数は約600頭。3、4歳でデビューし、6~8歳が最も闘牛適齢期。10歳までにどの牛も引退します。牛の体重は1トン前後あり、スペインの闘牛(500キロ以下)とは比較にならないほどの巨体。ツノの形には、タッチュー(頭の上にツノが直立)、ヒーゲー(左右のツノの向きが不揃い)、トガイー(前に向かってツノが伸びている)、ボーヌー(ツノが真横に伸びている)、カブラー(ツノが湾曲して下向きに生えている)などがあり、その形から〇〇タッチューなどと名付けたりもします。

そのほか、〇〇パンダ(顔が白黒まだらの牛)や〇〇アコー(赤毛牛)など外見から命名したり、牛主が複数の場合は会社名や団体名を付ける場合もあるようです。

闘牛は午後1時頃に始まり、入場料は地方大会で¥2500、準全島大会や全島大会といった大きな大会だと¥3000。祭りの一環として開催される大会には無料の場合もあります。取組はたいてい10回戦。番付が下の牛から順に試合が行われ、最後が横綱戦です。試合時間はまちまちで、わずか10秒で勝負が決まることもあれば、30分以上の長期戦になることも。牛同士の技の掛け合いも見ごたえがあり、相手のツノに自分のツノを当ててスタミナを奪う「掛け」、ツノで相手の頭部側面を突く「割り」、相手のスキをついて横腹を急襲する「腹取り」など、見事な技の応酬を見せてくれます。勝敗の見分け方は簡単で、相手に背を向けて逃げたら負け。これだけ知っていれば、初心者でも十分に闘牛を楽しめます。

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引用元

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http://www.tabinchu.net/news/0603/

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