沖縄の釣りとは・・・
亜熱帯の沖縄では、どんな魚が釣れるのでしょうか。
やはり、豊富なサンゴ礁に囲まれているため、本土の釣りとはいろいろな違いがあります。特に魚種の多さや、本土では釣れない沖縄ならではの魚を釣ることが出来ます。
本土の人はよく「熱帯魚」と呼んだりしますが、さんご礁付近にいるカラフルな魚から、マグロなどの大型の回遊魚まで、いろんなスタイルの釣りを楽しむことが出来ます。
ここでは磯釣りと沖釣りを紹介します。
磯釣り
まず季節ごとにみてみると、5月〜11月の夏場は、
フエフキダイやヒラアジ、ハタなどの熱帯の魚が釣れます。そして12月〜4月の冬場になると、キスやシロイカ、クロダイ、タチウオなどの温帯の魚が釣れるようになります。
時間帯でみてみると、深夜から早朝にかけては、大物を狙えます。朝や夕方は中型の魚、日中は小物狙いになります。
漁港や岩場、防波堤などからの浮き釣り、サビキ釣り、投げ釣りなどが中心ですが、闇雲に糸を垂れても、思うような釣果は期待できません。
リーフ(環礁)に囲まれた沖縄の釣りは、その海の特性を知ることによって、より大きな釣果をあげることが出来ます。やはり、時間、場所、潮回りが大事な3要素といえます。
船釣り
仲間同士で船をチャーターしていくのが、一般的な船釣りのスタイルです。釣具店やリゾートホテルに頼むのが無難でしょう。
要望を伝えれば、可能な限り対応してくれるのもうれしいですよね。また、道具やエサも準備してくれますので、手ぶらでの参加もOKです。
もちろん、よく釣れるポイントに案内してくれますし、釣りに関するアドバイスもしてくれます。だから、何の心配もいりません。ただし、船酔いする人は薬の準備など、個人で対策を用意していた方がいいでしょう。
夏場の船釣りは、マグロ、カツオ、カジキなどの大物釣りが楽しめます。ダイナミックな引きに興奮を抑えきれないでしょう。
沖縄の夏は、高温や水面からの反射、猛烈な紫外線が容赦なく襲ってきます。衣服や帽子、サングラスなどの対策はしっかりやっていきましょう。
冬場になると、タイやカンパチなどがよく釣れるようになります。本土の冬よりはだいぶ暖かいですが、風が強い日が多いので体感温度は下がります。防寒対策も油断せずにやりましょう。
船釣りで人気があるものの1つが、パヤオ(浮漁礁)漁です。パヤオ漁とは、海面に浮かべたブイからロープを下ろし、ブロックで海底に固定したものを利用します。県内には約100基あります。
これは魚の習性(ロープには貝が付着し、それを食べる小魚が集まり、その小魚を食べる魚が集まって、最終的には大型の魚が集まる)をうまく利用したものです。
海面に大型魚のエサとなるキビナゴを断続的に撒き、大型魚を浮上させます。そして仕掛けを撒き餌の中に投げ入れビッグヒットを狙います。
他にも、いろいろな釣りが楽しめます。あなたも自分のスタイルにあった釣りを探してみましょう。