EMMONS
先日、ブルーリンクスタッフで沖縄本島北部、沖縄で一番長い橋を渡っていける古宇利島に調査のダイビングへ行ってきました!!!
この島の北に、世界でも有数の沈船・USS EMMONS (エモンズ)が眠っています。USS EMMONS (エモンズ)が世にその存在を知られ
るようになったのは、2001年2月。以前より地元の漁師の間では時々浮いてくる油で何かある、ということで噂されていたそうですが、地元のダイバーの調査によって発見、公表されました。
現在は沖縄で最も美しいレックダイビングのポイントとしてダイバーが訪れます。
水深-43mに沈む、106mの巨体はその美しさを保っており、訪れるダイバーを感動させます。船体はほぼ原形をとどめ、巨大な主砲、スクリ
ュー、ソナー、機銃や兵士のヘルメットなども当時のままの姿で海底に横たわっています。
太平洋戦争でゼロ戦の特攻によって、日米ともに大勢の犠牲を伴って沈んだ船は、2度と繰り返してはいけない戦争の姿を海の中に、タイムカプセルのようにしまい込んだ、まぎれもない戦跡そのものです。
ダイビングの為に作られたポイントでは無いので、水深も深く流れも時に非常に速いダイビングポイントです。
USS EMMONS(米軍掃海艇駆逐艦エモンズ)は第二次世界大戦末期の1945年4月6日、日本軍の特攻機によって攻撃されました。
乗組員209人の内、行方不明者を除いたすべての人々の救助後に秘密漏洩を防ぐ為に米軍自らの手によってに沈められたそうです。
全長106mの駆逐艦USSエモンズ。(駆逐艦:魚雷で敵艦を攻撃する速力の速い軍艦、USS:アメリカ海軍艦船 -United States Ship )
太平洋戦争の1945年4月6日、伊江島沖で交戦中「菊水1号作戦」による5基の特攻機突入により大破、漂流。
4月7日、古宇利島沖で情報漏れを恐れた同国の軍艦によって沈められたそうです。この戦闘によって60名以上のアメリカ人や5名の零戦パイロットが 犠牲になっています。
略歴 |
1940年11月建造USS EMMMONS(DD457) |
1941年8月就航 |
1944年11月、高速掃海艇(DMS22)として改装 |
1945年4月6日、日本軍の特攻により大破。翌7日自軍の船により撃沈処理 |
総トン数 | 2050トン |
全長 | 106.2 m |
全幅 | 11.0 m |
装備 |
127mm砲×4 |
12.7mmガン× 6 |
20mmガン× 6 |
魚雷×10 |
爆雷投射機× 6 |
http://en.wikipedia.org/wiki/USS_Emmonsより抜粋