島ぞうりの歴史
第二次世界大戦前の沖縄では、主にアダンの葉などを利用した植物で編んだぞうりが履かれていたそうです。そして終戦後、山のように廃棄された米軍車両のタイヤを溶かし、鋳型に流し込んで製造された、ストラップとソールが一体化したぞうりが製造されるようになりました。その後、改良を重ねられたゴム製のぞうりは、1955年頃にはすでに現在の島ぞうりに近い形となり、沖縄県内で製造、流通していたそうです。
現在はインドネシアで安定的に製造されるようになり、品質的にもより安定し、丈夫で履き心地バツグンの島人に愛される『島ぞうり』へと昇華していったのです。