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15 2015/1

沖縄の新聞事情

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琉球新報と沖縄タイムス

両紙とも沖縄県の地方新聞ですが、沖縄本島内の各家庭では必ずこの「琉球新報」か「沖縄タイムス」のどちらかを購読しています。内地のように読売、朝日、毎日、産経、などという全国紙をとっている家庭はめったにありません。最大の理由は、これら全国紙の朝刊を、朝のうちに読むことができないからなのです。(※日本経済新聞のみ2010年から毎朝、朝刊が読めるようになりました)

その原因は、沖縄県と内地との遠く離れた位置関係にあります。内地のように陸上のトラック輸送で夜明け前に配送するということができない為で、つまり、飛行機による航空便でしか輸送手段が無いからです。これらの全国紙を購読する場合、当然のことながら刷り上った朝刊をその日の朝までに配送するのですから、沖縄には朝一番の飛行機でしか輸送できないわけです。

沖縄の空港に到着した朝刊が各販売店に配送された後、それぞれの購読者に配達されるのですから、どんなに頑張ったところで午前中に読むなんてことは不可能で、全国紙朝刊の沖縄県での配達時間は、各紙とも平均で午後2時から5時位の時間帯になっています。つまり内地の人が夕刊を読んでいる頃に沖縄では朝刊を読むことになるわけで、なんとなく、おもしろくありません。結果、「琉球新報」か「沖縄タイムス」のどちらかの新聞を購読するようになる、というわけです。

ちなみに全国紙は各紙とも「西部本社版」といって、いわゆる九州版が届きます。

ところで沖縄の地方新聞は独特の個性があります。とくに基地問題や日米関係、アメリカ兵の犯罪などには極めて敏感に反応し、厳しく糾弾する傾向があるようです。「基地の島」という沖縄独特の事情や過去の沖縄の歴史などから当然といえる個性で、沖縄のある側面を反映していることに間違いありません。

 

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