うみがめ
恩納村のビーチでは毎年、6月ごろにウミガメの産卵がみられる。
産卵後は地元のウミガメ愛護会が木の枝などで柵をつくり、保護してくれる。
このビーチでも10箇所ほどの産卵場所がある。
繁殖期に入ると、ウミガメは産卵場沖の瀬や岩礁に集まり、交尾の相手を探す。
雌は何匹かの雄と交尾し、夜になると産卵のため砂浜に上陸。砂浜に穴を掘り、通常1回の産卵につき100個以上もの卵を産み、夜明けまでに再び海へと戻って行く。
ウミガメのふ化予定は産卵日から計算して60日目もしくは70日目!
孵化した子ガメは日が暮れて夜になると一斉に砂をかき分け地上に出てくる。わずか6cm程の小さな体で脚をパタパタと動かし、大急ぎで波打ち際を目指す。しかし、成体になるまで生き残ることができるのは、数千匹のうち、たった1匹だけと言われている
小さくてカワイイ
・日本、沖縄で産卵するウミガメ
このうち日本で産卵が確認されているのがアカウミガメ、アオウミガメ、タイマイの3種です。
沖縄は日本で唯一3種全ての産卵が行われる都道府県です。
産卵数は、アカウミガメの産卵地である鹿児島本土や屋久島、種子島に比べれば少ないです。
また、これらの3種は環境省レッドリストに掲載されている絶滅危惧種です。
・久米島で産卵するウミガメ
久米島でも産卵が多く、アカウミガメ、アオウミガメが産卵します。
夏に砂浜を歩くと沢山の足跡を見ます。
沖縄全体ではアカウミガメの方が産卵数が多いようですが、久米島ではアオウミガメの産卵が多くアカウミガメと同じくらい、又は、それ以上の産卵数があるような気がします。(実際に数えていないのではっきりとは分かりませんが・・・・)
★ウミガメの見分け方★
最初はアオウミガメから。
確かに、額板は2枚。
この他には、甲羅に対して頭が丸っこく見えます。
こちらはタイマイ。
英名だとホークスビルというぐらいに嘴が尖がっています。
あとはちょっと分かりづらいけど、甲羅のフチがギザギザしていることで、アオウミガメとの見分けがつきます。
ちなみにタイマイはこの3種類の中でも一番絶滅の可能性が高い近絶滅種に指定されています。
最後は沖縄でもレアなアカウミガメ。
額板は確認できませんが、明らかに上の2種と違ってゴツイです。
かなり攻撃的な性格で、イントラ仲間でもガメラと呼ばれ恐れられていたりもします。
見分け方は、簡単で「頭よりも太い首」。
あとは泳ぎ方が明らかに変。
気持ち酔っ払いみたいな感じにフラフラ~って感じに泳ぎます。笑
みなさんもウミガメと泳いで色々な種類を目で確かめてみてください♪