琉球ガラス
琉球ガラスは、吹きガラス工芸で”宙吹き法”、”型吹き法”により、4~5人のグループで製作される手作りガラスです。沖縄での吹きガラス製造は、明治時代に長崎や大阪からやってきたガラス職人によって伝えられ、薬瓶やランプのほや等の生活用品が作られたのが始まりとされています。戦後、駐留米軍が使用したコーラやビールの色つきガラス瓶を再生して、彼ら向けにガラスを作っていた歴史を背景に、本来ならば不良品扱いとなっていた”気泡”や”厚み”も、アメリカナイズされた「一風変わった素朴なデザイン」として活かされ、そこから沖縄独自のガラス文化が誕生しました。現在の琉球ガラスは、原料や技法も格段に進化を遂げ、平成10年には沖縄県の伝統工芸品に認定されました。沖縄を代表する伝統工芸品、また、暮らしの中に溶け込む芸術品として、沖縄とともに日々発展し続けています。
琉球ガラスの基本的な製造工程のご紹介です。
琉球ガラスの主な成形技法の「吹きガラス工法」には、空中で吹く丸型が基本形の「宙吹き法」と、四角・三角・凸凹等の型の中に柔らかいガラスを入れて吹く「型吹き法」(型の種類は、金型・木型・石膏型等)の2種類があります。製品の形によって、「吹きガラス工法」以外にも、熔かしたガラスを鉄板(型)に押しつける「押し込み(押し型)成形」、「フチ起こし成形」等の様々な技法が用いられます。このページでは、琉球ガラス製品に最も多く用いられる「吹きガラス工法」をご紹介します。
-料 金-
お一人様4,500円
-参加基準・コース内容-
集合時間 | 午前 09:30 10:30 11:00 11:30 午後 13:00 13:30 14:00 14:30 15:00 15:30 16:00 16:30 17:00 |
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受け取り | 翌日 9:30~18:00 ※発送の場合、送料はお客様ご負担となります。 |
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参加基準 | 小学一年生以上 |
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注意 | ・台風(暴風域)の場合休み |
-各種オプション・料金-
取っ手1,200円 |
花小鉢1,000円 |
一輪挿し500円 |
真底色1,200円 |
ライン各色 1,000円 黒 1,300円 |
カレット(水玉小)1色 700円 2~3色 900円 4~全色 1,000円 |
カレット(水玉大) 1,200円 |
水中泡1,000円 |
-コースに関連する豆知識-
沖縄 琉球ガラス体験
琉球ガラスと聞いて泡盛を連想する方も少なくないと思います。沖縄県内のホテルやレストラン、居酒屋からお土産品店まで多くの場所で琉球ガラスを目にする機会があると思います。
お土産で買って帰ったり、観光の際の記念に購入する観光客の方も多く見受けられます。 そんな伝統工芸である「琉球ガラス作り」も「琉球ガラス」を買って帰るだけではなく、自分で作って帰るのを目的とした観光の際の体験プランとして様々な工房で手軽に体験することができるようになりました。
実際に工房に行ってスタッフさんたちの制作姿を見学しているととても難しく見える「琉球ガラス」作りですが、体験用に用意された素人の私たちでもできるプランがあるので、安心して体験プランをお申込みいただくことが可能です。 もちろん、ただ用意されたものを吹いて終わるだけでなく、工房にもよって様々ですが、 ガラスの元になる色を選ぶことからはじめ、デザインのセレクトや飾りつけなども体験することができるので十分に満足いく体験ができるかと思います。
もちろん、安全管理などの観点から素人には危険な工程などは熟練のスタッフさんたちが行う場合もありますが、ガラスの吹付や装飾品になるガラスのデザインづくり、グラスの底となる部分を作る作業と言った工程はほとんどの工房で体験できるのでそれだけでも体験する価値があるかと思います。
前述でも記載の通り、初めから終わりまでの一連の作業をじっくりと体験できる工房もありますが、ツアーや観光の一環の場合には職人さんが代理で行う工程もある体験プランもありますので、ガラス作り体験の際にはそれらの確認も必用になります。 また、「琉球ガラス」体験で作成したグラスの受け取りには、仕上げの冷却時間なども十分に必要になりますので、最低でも一日以上の時間をいただくのが当たり前になっています。 受け取りが困難な場合には郵送で対応しているところもありますので、それらも併せて確認することでスムーズに体験することができるかと思います。
自分自身で作った「琉球グラス」で泡盛での晩酌、冷たい飲み物を飲む。使うだけでなく飾ることもできるので利用方法は様々です。 観光の際の普段とは違ったお土産に「琉球ガラス」手作り体験もいかがでしょうか。