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31 2019/1

キレイといえばミノカサゴ系もご注意を!

ダイビング知識を深めようということで、刺す危険生物について触れたい。
噛む生物と同様、刺したときに毒を注入するという攻撃的な生物がいる。
まあ、人間が手出しをしない限り、向こうから襲ってくることはないので、触らないに越したことはないのだが。

よくバラに例えられるが、きれいなものにはトゲ(棘)があるのは、ある意味、自然界の常識ともいえる。 上の写真のように美しいクラゲにも触手(しょくしゅ)と呼ばれる足のような部分に「刺胞」(しほう)と呼ばれる注射針のようなものがあり、それを外敵に刺して、毒液を注入する。 特に、沖縄の島々では夏にニュースにもなるが、「」が猛烈な刺胞毒を持つことで有名だ。 また、日本近海では夏のカツオノエボシが有名。

キレイといえばミノカサゴ系もご注意を!

わぁきれ~い!と手を出して触りそうになる、無知なダイバーも少なからずいるようだが、北海道南部以南の日本の沿岸から太平洋南西部、インド洋に生息するミノカサゴをはじめ、ハナミノカサゴ、ネッタイミノカサゴといったミノカサゴ系も背ビレ、腹ビレ、尾ビレに毒を持つことで有名。
美しい魚だからといって、触りたくなる気持ちもわかるけれど、そもそも魚や生き物のすべてに触るのは厳禁なのだ。

のんびり漂うクラゲは癒やし系の海の生き物として水族館で大人気。
でも、それは水槽の中と外、完全に遮蔽されているからこその感想。触れる可能性がゼロだから、「きゃーカワイイ」なんて言ってられるのだ。なぜって、クラゲはれっきとした刺胞動物。毒針で獲物を刺し、麻痺させて食べてしまう動物なのだ。獲物はたいてい小さな動物プランクなどだけれど、小魚を捕える猛者もいる。人間はもちろんクラゲの獲物ではないけれど、あの長い触手に触れてしまうと勝手に毒針が発射される仕組みになっている。注意一秒、ケガ一生。クラゲを見たら触らないこと。
ただ、種類によってクラゲの毒の強弱は差が激しい。ほとんど無毒とされるミズクラゲなどがいる一方、特に危険なクラゲは下記の2種。そのほかアカクラゲやアンドンクラゲ、ハナガサクラゲ、カギノテクラゲなども刺されると非常に痛い。
【対策】海に入るときは、肌の露出はなるべく避ける。夏でも(むしろ夏こそ)腕や脚が隠れるウエットスーツやラッシュガードを着用。
【応急処置】ピンセットなどで患部に付着する触手を取り除き、海水で洗い流し、病院へ。「ハブクラゲに刺された」ということが200%確実であるなら、酢をかけると効果的。

ダイバーが最も恐れる危険な生物といえば、サメでもウツボでもなくゴマモンガラであろう。貝やウニが大好物で、その強大な歯とアゴで殻をバリバリとかみ砕いてしまう。そしてモンガラカワハギ科の魚は、親が卵を保護する習性があり、ゴマモンガラも同様だ。この時期、メスは卵を守るために非常に攻撃的となる。
【対策】幸いゴマモンガラは体が大きく、産卵床は開けた場所のことが多いのでよく目立つ。発見次第、すみやかに離れること。または迂回。
【応急処置】すみやかにエグジットして病院へ。

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