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2016/11
月と地球と海
海には「満ち潮(満潮)」と「引き潮(干潮)」の状態があります。
「引き潮(干潮)」のときは、海水が引き、浅瀬があらわれ、
時期によっては潮干狩りなどを楽しむことができます。
「満ち潮(満潮)」になると、その浅瀬は海水で隠れてしまいます。
この「潮の「満ち引き」は一体どうしておこるんだろう?」
ということを解説します。
この潮の満ち引きは「月の引力によっておこっている」のです。
それではこのことを、下の図を使って説明してみましょう。
物が二つ以上あると、その間にはお互いに引き合う力(万有引力)が発生します。
この力は、お互いの質量が大きければ大きいほど強くなるという性質があります。
地球と月のように大きなものになると、その間で引き合う力はとても大きくなるのです。
月の引力によって、海水は月のある方へと引き寄せられます。
そして、海水が引き寄せられたところは「満ち潮(満潮)」となり、
海水の少なくなるところは「引き潮(干潮)」となるのです。
また、地球は自転をしていて、月は地球の周りを公転しています。
この、地球の自転と月の公転によって、
地球と月の位置関係は刻々と変化しています。
この位置関係の変化によって、海水が引き寄せられるところも、
図の①、②の様に常に変化しています。
このように、地球の自転と月の公転が日々繰り返されることによって、
潮の満ち引きも毎日繰り返されるのです。
http://juku-ru.com/ オカダジュクール より引用