ヒョウモンダコ
日本の海にいる危険生物とは、魚、タコ、ウニ、クラゲなど、美味しそうですが、種類によっては、猛毒を持った危険生物がいるんです。
海の危険生物があなたのすぐそばにいるかもしれません。
以下のような危険生物がいますので、注意してくださいね。
- 見た目が可愛いから手に取ってみると危険生物だった
- 砂浜に半分潜っているので気づかずに危険生物を踏んでしまう
- 岩やその他近くにあるものに擬態しているので気づかない
- 海の中で遠くに危険生物が見えても触手が長いものがある1位「ヒョウモンダコ」
ヒョウモンダコは、体長約10センチの小さなタコで猛毒をもっています。
攻撃を受けると体が黄色に変わり、青いヒョウ柄が浮かび上がります。ヒョウモンダコは、小さくて可愛いからといって、手に乗せたりすると刺されたり、咬まれたりするかもしれません!
あなたは、可愛がっているつもりでも、ヒョウモンダコにとっては、攻撃を仕掛けてきたと感知するらしいです!
もともとは、西太平洋の熱帯・亜熱帯に分布し、和歌山など温暖な太平洋側では、確認されてきました。
最近では、日本海でも島根県や鳥取県沿岸でも確認されています。
実際に、若狭湾岸で2015年秋には、ヒョウモンダコが相次いで捕獲されています。
温暖化などで海水温が上がり、南方からやって来たヒョウモンダコも越冬できる環境になってきているのではという専門家の意見もあるようです。
ヒョウモンダコは唾液にフグと同じ毒のテトロドトキシンを含んでいます。
テトロドトキシンは、フグの1000倍の毒を持っているそうです。
身の危険を感じるとこの唾液を吐いたり、噛み付いて注入します。
人が噛まれると呼吸困難に繋がり麻痺を引き起こし、酸素不足から心停止に至るケースもあります。
豪州などでは死亡例も報告され「殺人ダコ」と呼ばれています。
【応急処置】
ヒョウモンダコに咬まれたら、呼吸管理が必要ですので、とにかくすぐに救急病院へ運ぶことが大切です。
毒を絞り出し、流水で洗うことは効果があるけれど、毒を吸引することは、非常に危険です。